サンクトペテルブルクでタクシーに乗りました

母すみれです。

心配したロシアビザも案外すんなりとお安く(バウチャー代の約1200円のみ!)取れて、本当に、ロシア旅行が現実になることになりました。

娘みずきと私の共通の趣味で、事前に調べたバレエ、オペラ、コンサートの情報をかき集めたメモや資料を機内持ち込みのバッグに忍ばせ(チケットを事前に取れればと思ったのですが、PC音痴のせいか、何かの不具合からか取ることができなかったので、ええい、ままよ!いつものように現地で調達しましょ、ということに)、行きのフィンランド航空の機内で二人で相談しました。

それから、ピックアップしておいた、お互いの回りたい場所を突き合わせて、6泊7日の間にどうやってはめ込むかスケジュールを立てます。

ヘルシンキ空港は何度かトランジットで利用したことがありますが、いつもながら、自分がガリバーの世界の小人になったような不思議な感覚。

周りの北欧の方と思われる方々は男女とも身長2mもあるような感じですし、トイレの便座に座ると床に足がつかないでブラブラ。

そしてヘルシンキから、またフィンランド航空で乗り継ぎ、やって来ましたサンクトペテルブルク、プルコヴォ空港。

近代的な美しい空港です。

プルコヴォ空港からタクシーに乗る

プルコヴォ空港からサンクトペテルブルク市街までは、個人旅行ですと、市営バスと、タクシーの2択となりますが、時間も惜しい、荷物も多いしルートを調べるのも面倒なのでタクシーを利用することに。

旅行書の注意書きによると、白タクはぼったくられる可能性が高いので利用しないように!ということでしたので、ここは用心。

空港ターミナル周りには、なるほど白タクがウヨウヨ、声をかけてくるのは白タクの運ちゃんです。

ターミナル1&2の両方ともに、‘Taxi Pulkovo’(公認タクシー会社)のカウンターが荷物受取ターンテーブルの近くとターミナル出口付近にあるので、必ず「カウンターで」、「オペレーターに」タクシーをお願いしましょう。(英語が通じました。)

料金は行き先によってあらかじめ決まっていて、乗る前にオペレーターが

教えてくれます。

運賃は、その時々で改定されるようですが、私たちの時はサンクトペテルブルク市街までは2000ルーブル(約4000円)でした。

ちょっと「ウッ」となりましたが、これは必要経費と割り切り。

乗る前に、カウンターでクレジットカードで支払うか、降りるときに現金で運転手に支払うと聞いていたのでクレカで払おうとしましたが、できないと言われたので、直接運転手に現金で支払うことに。

カウンターのお姉さんが、行先のホテル住所と、金額と、タクシーナンバーを記載した紙をくれたので、それを運転手さんに渡して、空港を後にしました。

宿のオーナーはいずこ?!タクシー運転手がナイスだった件

タクシーの運転手さんは、人の好さそうなおじさんでしたが、言葉が通じなさそうなので、ニッコリと挨拶だけはして、後はあえて話しかけることはせず、街に着くまで、車窓を眺めることに。

おお~っ、周りを走っている車、日本車の多いこと!TOYOTA、 HONDA、NISSAN…

やはり、極寒の地でも故障なく、一発でエンジンのかかる優秀な日本車が売れているのでしょう。なんだか自分が作ったわけでもないのに、とても誇らしい気分です。

5月のサンクトペテルブルク郊外は、前に住んでいた札幌の春にも似て、まだやっと雪が融けたところなのか、全体的に泥っぽく、緑もこれからというところ。

さて、渋滞もなくスムーズに行き、40分ほどのドライブの末、目的の住所にあったものは、娘みずきがエクスペディアで予約してくれたホテル……

ではなく!

どう見ても古びた、6階建てにしてエレベータなしのアパート。

(「ひぇ~!」)

と心の中で少しは思ったけれど(笑)、その辺は貧乏旅に慣れた私たち、(こんなもんだわね。)と妙に納得して、さっそくそのアパートに入ろうとしました。

が、エントランスには鍵が掛かっていて入れません!

娘みずきはさっそく、予約確認の紙に302とある、部屋のあるであろう3階の部屋の窓に向かって、

「アレックス! アレーックス!!」と手をメガホンにして叫んでいます。

「え、アレックス誰?」

「部屋の予約した時に確認のメールに書いてあった宿の人の名前。」

しばらくそうして、二人で3階に向かって叫んでみましたが、なしのつぶて。

(ええ~、ここまで来て路頭に迷うとか、あり?)

ザーッと血の引く音が聞こえた気がしました。

すると、私たちの姿を後ろで車を停めたまま、心配で見守ってくれていたのですね、タクシーの運転手さんが、

「*+#$%&=?」(たぶん、「どうしたんだ、誰もいないのか?」)

と声をかけてきました。

以下、会話は全て推測ですが、ボディランゲージと流れで、言いたかったこと、話されていたことはお互いわかり合えたと信じています。

娘が英語とボディランゲージでわけを話すと、運転手さん、自分の携帯電話を取り出して、

「かけてやるから電話番号見せて。」

と言って、かけてくれましたが、やっぱり応答なし。

3人でしばらくそうして途方にくれていると、アパートの中から、恰幅のいいマダムが出てきて、

「#%$&=+¥?」と聞いてきました。

運「実はこの人たちが泊まるホテルのオーナーが留守で連絡もつかないし、困ってるんだ」

マ「このアパートで人を泊めてる所なんて私知らないわよ!何号室なの?」

運「3階みたいだ」

今度は4人でそうこうしているうちに、一台のTOYOTA車に乗った、ハイジに出てくる「アルムオンジ」さながらの髭のおじさんが到着!

オンジ「おお、俺のところの客だ!」

マ「あなた何やってんのよ!人を泊めるのにほったらかしたらダメじゃないの!」

オ「すまんすまん、すぐ中に入れるから!」

…といういきさつで、やっと中に案内されることになりました。

後ろを振り返ると、タクシーの運転手さんが、よかったよかった、という風で、車に戻ろうとしていましたので、母子で、最大級のほほえみと、それしか知らないロシア語で「ありがとう」の、「スパスィーバ!スパスィーバ!!」を繰り返しましたが、娘はそれでは足らないと思ったらしく、ツイと一歩を踏み出したと思うと、次の瞬間。

なんと彼にハグをしていました!…

娘よ、そうやってあなたは世界中を旅してきたのね。

みずき曰く、「誰にでもってわけじゃないよ。誤解されると困るし。今日はママがいるから安心して気持ちを出せたわ笑」

災い転じて福となす&旅先には神様がいる。

ロシアの人に対する印象が一気に肯定的になった出来事でした。

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