モスクワで憧れの初オペラ!しかし残念なことに…。『メデア』

CAみずきです。

今回の旅は、舞台芸術鑑賞がテーマだったのですが、「マリインスキー」や「ボリショイ」など有名な大劇場では、残念ながら日程的に有名どころのオペラにめぐり合えませんでした。

が、諦めかけていたところ、たまたまモスクワの街を散策中に、宿のごく近いところに中規模の劇場を見つけました。 

そこの入り口近くのショーケースの中に「MEDEA」のポスターが!情熱や情念という感じがする赤いポスターです。素敵です!

勉強不足で、どんな内容なのかも知らなかったのですが、ちょうどその夜にやっている演目だったので、良さそうだね!と早速カッサに駆け込み、夜のチケットを買い求めました。

いったん宿に帰った時に「歩き方」で調べると、そこは「スタニスラフスキー&ネミローヴィチ=ダンチェンコ記念音楽劇場」という舌を噛みそうな長い名前のオペラ・バレエ劇場でした。レベルの高いパフォーマンスで知られる、とあります。

期待が高まります。

ミュージカルはよく観るものの、初めてのオペラです。

わくわくしながらちょっぴりドレスアップして行きました。

開演前。

席に着くと、注意書きでしょうか、はたまた広告でしょうか。舞台の上に、なにやらロシア語の文字が、映されました。数秒ごとに次のセンテンスに変わります。

んんん…こ、これは…。 ちょっと嫌な予感がして、思わず母と顔を見合わせます。

舞台が始まりました。

やはり、予感は的中。このオペラ『メデア』は、イタリア語(たぶん)で上演されているものを、現地のお客様たちは、上の字幕のロシア語で理解しているのでした。

そのオペラも知らないし、どちらの言葉にもなじみがない私たちは、まるで場違いな客だったのです。

こうなったら、わかったふりをして、舞台の美しさと出演する歌手たちの歌のテクニックを楽しむしかない、と観念して最後まで観ました。

はっきり言って、それは苦行でした(泣)

いまに舞台の大道具がきらびやかに反転して、とも期待しましたが、地味な背景のままストーリーは進んでいきます。

『メデア』は、観劇後にWikipediaで調べたところによると、古代コリント国の話で、元コルキスの王女である悪女メデアが自分を裏切った元の夫とコリント国王の娘である新妻に復讐し、自分の子供まで殺してしまい、最後には火を放つ、という気が滅入るような悲劇的なストーリーのオペラです。

海の国家古代コリントが舞台だけに、期待したような美しい装飾的な舞台背景もなく、海岸のテトラポットの波消しブロックみたいなものが積み重ねられた前で悲劇や怨念が演じられている時間が長かったのでした。

もしも歌か字幕のどちらかでも、言葉さえ理解できれば、歌手の歌声は素晴らしかったので、もう少し楽しめたのかも知れませんが…。

残念です。

これは劇場側や歌手たちの問題ではなく、単に私たちがそれを楽しむ素養を持ち合わせていなかったためだとは思いますが、

1つ。英語を介さない国でオペラを楽しむ際には、あらかじめ内容を良く知っているオペラを選ぶこと、

2つ。そうでない場合は、上演される言語か字幕のどちらかが理解できることが必要

3つ。どちらにせよ、少なくとも、これから観るオペラの内容の予習は必要!

だということを、今さらながら知りました。オペラ初心者の失敗でした。

でも、これはこれで、とても良い教訓になりましたし、雰囲気は十分に楽しむことができたので、ま、いっか。

物事をすべて楽しむコツは、この、「ま、いっか。」ですね笑

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