母すみれです。
サンクトペテルブルクにいる時に、神アプリと頼むSkyscannerで予約した、最安価格のノースウインド航空に乗り、モスクワに3つある国際空港のうち、シェレメチェヴォ空港に着きました。
いよいよモスクワ入り間近です。
シェレメチェヴォ国際空港からモスクワ市内へ
シェレメチェヴォ空港からは高速鉄道アエロエクスプレスに乗り、ベラルーシ駅まで。そこからは隣接したメトロ駅から市内各方面に行けます。
アエロエクスプレスは、3つすべての国際空港から出ていて、やはりメトロが隣接しています。一昔前に比べると、たいそう便利になったそうです。
アエロエクスプレスはほぼ30分ごとに運行されています。料金は普通車で470ルーブル、日本円にして、約940円。(2016年5月現在)窓口、自動販売機でチケットが買えて、すぐに乗れます。
約35分間の乗車で、とてもきれいで快適でした。
ちなみに、モスクワにはモスクワ駅というものは存在せず、行き先によって名づけられた9つのターミナル駅があります。つまり、ベラルーシ駅は、ベラルーシ方面へ行く(から来る)列車の発着する駅なのです。
ベラルーシ駅から隣接のメトロ、ベラルースカヤ駅から数駅で、私たちの宿の最寄のチェホフスカヤ駅へ。
余談ですが、このチェホフスカヤ駅の地下通路にあったジュースの自動販売機、通りすがりになんだか見慣れた感じだなあ、と思ってまじまじ見ると、自動販売機自体が日本のメーカーのもの、そして、販売機に入っている飲料をよーく見ると、
ん?拡大してみましょう。
画像が粗くて見えにくいですが、なんとかトマト、とか葉の茶、とか書かれたペットボトル、見慣れた絵柄の缶コーヒーも。
ここでも日本企業、頑張ってるなあ、と嬉しくなったことでした。
日本にいると日本人であることを意識することはないのに、外国に来ると、とたんに日の丸を背負っている気になるのは、どうしてなんでしょうね。
モスクワの宿はペンション風でした
駅から「地球の歩き方」についている地図を頼りに大きなスーツケースを引き引き、歩いて駅から5分ほどと思われる、今日の宿を探しました。
またまたみずきがExpediaで予約した宿は、アパートの密集した地域のわかりにく~い場所で、同じ場所を2,3周した末、何とかたどり着きました。
ここからですと、クレムリンまで直線で1kmほどの距離です。
中に入ると、若い夫婦が最近始めたばかりの宿で、4,5室の小さいペンション風でした。新しい内装、素朴で温かい感じのインテリアで居心地が良さそう。
世界中から旅人を迎えているようで、世界地図が壁に貼ってあって、旅人が自分の出身地に赤いピンを刺すようになっています。
おっ、東京はまだいませんでした。1番乗り!
宿の若いご主人は、そこそこ英語が通じましたが、奥さんはだいぶ苦手みたいで、私と話す時も、筆談、ボディランゲージ、果てはお互いPCに単語を打ち込んでググる、といった具合でした。それでも、あまりの通じなさにお互い顔を見合わせ肩をすくめながら「フフフ。」「ハハハ。」と笑った顔の可愛らしかったこと。
笑ってごまかす、って万国共通だったんですね。
宿の主人は几帳面。
清潔な共同キッチンでは簡単な料理ができるようになっていて、居心地は良かったのですが、唯一、テーブルの上にバッグを置くことは、NGでした!
リビングには他のお客もおらず、次の計画を立てようと、私が何気なく小さなショルダーバッグをテーブルの上に置いてメモ帳やらスマホやらを取り出していたところ、向こうからご主人が飛んできて、「No!バッグをテーブルの上に置かないでください!バッグはどうぞ椅子に。」と頼まれてしまいました。ごめんなさい、そんなに悪いこととは思わず…赤面。
そこに、部屋からみずきも出てきて、同じように知らずにバッグをテーブルの上に置いて、中から物を取り出そうとする…やばい、彼がこっちを見ている!
(みずき、テーブルの上にバッグを置くことは無作法みたいよ、彼が気にしてる)、とささやくと、みずきも(ほんとだ、こっち見てる~っ)
無作法な日本人と思われないよう、小さな日の丸を背負った日本人の代表として、それからは清潔に気を遣い、部屋を出る時は、きっちりとゴミの分別もして、できるだけの掃除をしてお返ししたものです。
皆さんも、ロシアを旅する際には、バッグをテーブルに置いてひんしゅくを買いませぬよう、お気をつけください。
あ、そんな無作法者は私たちだけですかね(汗)
いずれにせよ、いろんな宿にいろんな主人、一期一会はおもしろい。
気を取り直して、落ち着いたところで、いざモスクワ観光に行こう!