CAみずきです。
サンクトペテルブルクのネフスキー大通りは、東京の銀座の大通りに宮殿や聖堂をプラスしたような感じです。
おしゃれなお店やレストランやカフェ、その後ろにはお城や劇場、聖堂、ホールや美術館が控えて、歴史的な見どころも満載です。
私たちの泊まったオンジ(宿のオーナーに私たちが付けたニックネーム)のアパートは、モスクワ駅近くだったのですが、ここから東に向かって旧海軍省までの2.5kmくらいのところが一番賑わっている地域です。
(ちなみに、ロシアでは「モスクワ駅」「フィンランド駅」というように、行先の地名が駅の名前となっています。鉄道の駅は5つあり、メトロの駅は全て鉄道駅のそばにあります。)
それでは、モスクワ駅を東端として、どんどん西へ行ってみましょう。
Contents
モスクワ駅
上に時計塔のある建物です。
5月半ばの夜9時頃にここを通りかかり、時計を見上げながら、昼間のように明るくて不思議に思いましたが、ここが緯度の高いロシアであることに改めて気づかされました。
駅の構内には、カフェや商店、旅行会社などがあり、ホームの続きにはキオスク街があるので、食料品の買い出しなどが便利です。キオスクではロシアのお土産になりそうな小物を捜すのも楽しいので、時間があればトライしてみましょう。
メトロに乗ってみました
モスクワ駅のすぐそばにある地下鉄の駅、マヤコフスカヤからマリインスキー劇場に行くときに、メトロも利用してみました。
地下に向かうエスカレーターが、とにかく長く、長く、なが~く、深くもぐっていきます。
日本では大江戸線に乗る時に「ひー深い!」と思っていましたが、そんなものは比較にもならないくらい深いです。地下鉄はシェルターになるらしいです。
そして、エスカレーターの速度はめっちゃ速いです!びっくりです!
日本では、「ケガをしたらどうするんだ」というクレーム必至の、体感、時速20キロくらいの速さです。ロシア人は皆運動神経が良いのでしょうか?ウォッカ飲んで酔っ払って乗り損ねて転んだりしないのでしょうか?
多分、すべては自己責任なのでしょう。大人の国です。
そして、マヤコフスカヤ駅は、電車が来ると、ドアの位置が、普段は全面の壁面が引き戸式に開きます。赤で描かれた絵がとてもおしゃれでポップです。
ロシアの有名人の肖像画かも知れませんが、どなたか、わかる方教えてださい。
(あとで調べてわかりました!これはウラジーミル・マヤコフスキーさんの肖像ですね。駅名が彼にちなんだ「マヤコフスカヤ駅」ですものね。ロシアの20世紀初頭の詩人です)
他の駅には、こんな風にポップなものでなく、帝政時代をほうふつとさせるような美しい装飾の駅も多いと聞きましたが、探す余裕がなく、残念でした。
乗り方は、何回も乗る方はメトロカードが便利ですが、私たちは1回分のみのジェトンと言われる専用コインを自動改札機の穴に入れるものを使いました。
スターバックス ネフスキー通り店
さすがに見慣れたこの店構えですが、英語のstarbucks coffeeとロシア語のキリル文字の表記を比べてみると、いろいろ違う文字や同じところが分かってきて面白いです。
ここで休憩した時は、すかさずトイレもお借りしましょう。日本ほどは綺麗ではありませんが。
こちらのタンブラーは世界一可愛いと言われる、マトリョーシカの描かれたものです。
お土産にぴったり。(本物のマトリョーシカよりお安い所も魅力)
モスクワにも同じマトリョーシカのタンブラーはあります。
お土産シリーズで取り上げます。
ナチュラ・シベリカ
日本の表参道にも店舗がありましたが、2016年の春に撤退してしまったのは惜しいことです。
ナチュラ・シベリカはさまざまな国の認証機関も認めたオーガニックコスメで、美白、アンチエイジング、サウナ&スパ、キャビア、メンズ、などの他、おしゃれなデザインが特徴のもの、デトックスや痩せる化粧品のシリーズがあります。
もう日本に店舗はないものの、日本で買った時よりだいぶお安くゲットできました。
自分のためにも、お土産にも、大人買い必至です。
お気に入りのラインナップをお土産シリーズで取り上げます。
インペリアル・ポーセレン(陶磁器)
http://www.ipm.ru
1774年サンクトペテルブルク創業の、ロシアを代表する高級陶磁器です。
もともと、ピョートル大帝の娘のエリザベータ女帝の命により作られた、ロマノフ王朝御用達の陶磁器窯だそうです。
いろいろなラインナップがありますが、白地に繊細に描かれた、コバルトブルーがすっきりとした食器シリーズが好きです。
こんな食器でロシアンティーを楽しみたくて、自分用に2客買い求めました。
ちなみに、ロシアンティーと言えば、紅茶の中にジャムを入れて、甘酸っぱい味と香りを楽しむのがオシャレな飲み方!私ってツウ!と思っていましたが、それは勘違いで、本場ロシアでは、紅茶はストレートで、それにジャムを添えて供され、ジャムをひとさじお口にいれてからおもむろに紅茶を含んで、両方を味わう、のだそうです。
え、ご存知でしたか?勘違いしていたのは私だけでしょうか笑
この他のシリーズでは、花々を描いたエレガントなライン、くるみ割り人形や白鳥の湖、といったバレエの演目をモチーフにした可愛いラインもあり、目移り間違いなしの充実ぶりです。
ちなみにお値段は、カップ&ソーサーで1000円程度の物から、手書きで絵付けされた高価なものまで豊富なラインナップです。ギフト用ラッピングもしてもらえます。
モスクワでは、グム百貨店内に、こちらインペリアル・ポーセレンのサロンがあるようです。
ネフスキー大通りに面した素敵な建物群
ここではたとえ商業ビルであっても、全てのビルが歴史を感じさせ、たとえば工事中のビルの壁の外側に張ったネットにはお城の壁の絵が描かれ、道行く人を目で楽しませてくれていました。
ドーム・クヌーギ
メトロの駅ネフスキー・プロスペクトを出て真っ先に目に入ってきたのがこのかっこいい建物。この時は他に目的があったので、写真に収めるだけになってしまったのですが、ここは元シンガー社の建物を利用した巨大書店だそうです。どんな本でも揃い、外国人向けのガイドブックなどもたくさんあるそうですので、本好きさんはぜひどうぞ。
カザン聖堂
教会の建物も町の風景の一部で、円柱の回廊が広場を包み込むような威容を誇るカザン聖堂。ここはサンクトペテルブルクにおけるロシア正教会の中心だそう。
サンクトペテルブルク・フィルハーモニー小ホール
(大ホールは大通りから一本入ったところにあります)
「バレエ・コンサート三昧@サンクトペテルブルク」のページに書きましたが、ここは浅田真央さんが氷上で舞ったハチャトゥリアンの組曲「仮面舞踏会」の、死の舞踏会のモデルになった場所です。(フィクションか、本当にモデルになった事実があるのかはわかりませんが、ロマンスと、愛憎が入り混じったストーリーを踏まえて見ると楽しいです)
ストロガノフ宮殿
日本人には、料理のビーフ・ストロガノフでおなじみの名前ですが、一説によれば、年老いたアレクサンドル・セルゲーエフ・ストロガノフは。歯の多くが抜け落ちて、好物のビーフステーキが食べられなくなってしまったので、彼の為に食べやすく切って柔らかく煮込んだ料理が考案されたと言います。
建物は、18世紀半ばにイタリア人建築家のラストレッリによって建てられたロシア・バロック様式で、現在はロシア美術館の分館となっています。
中に入る時間がなかったので、外から見ただけ。次回は入ってみたいです。
休む・食べる
文学カフェ(リテラトゥールノエ カフェ)
ロシア駅から西へと歩き続け、いい加減疲れたころには西の端です。
ストロガノフ宮殿を過ぎてモイカ川を渡った斜向かいにあるのが文学カフェ
この大通りにはカフェはたくさんあるのですが、この文学カフェは特別です。
ロシアの文豪たちも通ったとされています。プーシキンは決闘の前に立ち寄ったそうです。
その決闘の結果は?…(((((><;)
内装も素敵です。壁には文豪の肖像画が飾られています。
ただ、観光客でいっぱいになることも多いようですので、空いていたら、ラッキーみたいです。私たちの行った5月はまだ観光シーズンではなかったので、むしろ空いていました。
ロシアのパイ(ピローク)ならここ。シュトーレ
www.stolle.ru
ロシアではチェーン展開しているパイのお店で、ここネフスキー大通りをはじめ、大きな劇場のそばや、モスクワでも何軒も見かけました。大変お世話になりましたm(_ _)m
大きなピロークを切り分けてもらって買い求めます。
種類も食事になるもの、デザートになる甘いものも豊富にあります。
劇場に入る前に腹ごしらえ用に食べるのにちょうど手ごろで、「キノコのパイ」とか「サーモンのパイ」などを店でも食べましたし、テイクアウトして宿に持って帰って、夜食にしたりしました。
ロシアに来たならこれっきゃない!のウオッカとオレンジ100%のジュースを買ってきて、半々くらいに入れて作る(自己流)スクリュードライバーと、このパイの組み合わせは大のお気に入りでした。